【ダンスde子育て】001 4歳はしつけのタイミング

4歳はスキップをしたり、走っていて急に止まったり、体がコントロールできるようになり、同時に心のコントロールを促す時期だそうです。

また、4歳は自立性が発達し、先を見通す力である予測脳が発達するので、努力や我慢ができる時期でもあります。

【ダンスde子育て】の記念すべき1回目の今回は当スクールでの予測脳の鍛え方をご紹介します。


「大事なことはなんだっけ?」で考える力を育てます

ダンスの教室のときは、ダンスステップの足の運びなどを覚えたら、次にもっとかっこよくそのステップが踊れるようにするために、大事なポイントを教えるようにしています。

 

「いまからこの踊りで、カッコよく踊るために大事なことを1つ言うよ」

 

例えば、画像では、ケンケンパッをしていますが、、、「ケンケンパッのパーの時は、おじぎをしてね」と伝えます。

もちろん、先生が実演をしてみせます。

 

次に、「じゃあ、次はみんなにもやってもらうよ。さっき言った、大事なことはなんだっけ??」と質問します。

「大事なことはなんだっけ??」は、そのステップの練習直後にも、また、その日のレッスンの最後にも聞きますし、次の週のレッスンの復習のときにも、事あるごとに何回も聞きます。新しいことを学ぶには、①教える ②覚える ③繰り返す、が大事です。

 

「大事なことはなんだっけ??」で考える力も育てます。

「わかる人ー??」で自律性、「よくできました!」で自信とやる気を

また、「わかる人ー??」で挙手させます。わかった子は自信につながりますし、自律性も育てます。

 

質問に答えられたら、「よくできました!」 もちろん、大事なポイントをおさえて踊れた時にも「よくできました!」

 

認められることで、やる気を育てます。人間、大人でも子どもでも承認欲求があります。承認しあうことで信頼関係が築かれます。

 

承認と自信、やる気のサイクルの繰り返しが、自律性を育てていくのだと思います。

しつけ

しつけって、挨拶をするとか、家に帰ったら手を洗うとか、マナーを守るだとかを教えることですが、その行為を行うことで何かを得をするとか何かもらえるとかはありません。

 

人に良い印象を与えることで人間関係が円滑になったり、手をあらうことや歯磨きだったりも後々体調を崩したりすることが減るなど、損することがなくなったりだとか、間接的に影響してくることなので利点が目に見えない実感しにくさがあります。それだけに覚えるのに退屈でめんどくさかったりするので、なかなか覚えられず、忘れっぽくなったりします。

 

ダンスも踊ると楽しいので自分が知らないステップをただ覚えるまでは楽しいのですが、そこからもう少しカッコよく踊るためにとか、お遊戯会レベルから「上手だね!」って言われるレベルになるには、考えたり覚えたりすることがたくさんあります。

 

一見無意味にさえ思えてしまうようなことを覚えることってことでは、ダンスのステップを覚えることも、手洗いやマナーを覚えることも通じるものを感じます。

 

4歳のお子様ですと、物事を意識的に記憶する記憶する力が発達しはじめる段階なので、たくさん考える機会を作ってあげて、予測脳を育てることが大事かなって思います。

 

もちろんできた時には「よくできたね!」とほめてあげるが大切だと思います。褒められることで達成感が得られますし、褒められて嬉しくない人はいないと思います。

4歳のお子様にダンスで考える力を♪